シニア求人の現実

【50代60代の求人】 スペシャリスト(専門職)なら仕事はある

50代60代、スペシャリスト(専門職)の仕事はある


スペシャリスト(専門職)の仕事を転職情報サイトを使って調べます。
転職情報サイトは、「転職サイト」と「転職エージェント」の2つに分けられます。

転職サイトは、さまざまな業界や職種の求人が掲載されているWebサイトのことで、多くの求人情報を自由に検索し閲覧できます。そのなかで気にいった求人を自分で選んで応募するサービスです。

転職エージェントは、厚生労働大臣から認可を受けた『人材紹介会社』のことです。転職を検討している人と採用を考えている企業の間にたって、転職の成功を支援するサービスです。転職エージェントは、転職が成功すれば企業から報酬を得ます。そのため、登録すれば転職ノウハウに長けているキャリアアドバイザーが、転職活動をサポートしてくれます。

転職サイトには、求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と、特定の領域に特化した「特化型」があります。大手の転職サイト(リクナビNEXT、doda、マイナビ)はほとんどが総合型です。

同じように、転職エージェントも「総合型」と「特化型」にわかれており、 大手の転職エージェント(リクルートエージェント、doda、パソナキャリア)はほとんどが総合型です。

まとめると、つぎのようになります。

総合型
求人案件を
網羅的に
抱えている
特化型
求人案件が
特定の領域に
特化している
転職
サイト
(情報紹介)
・リクナビ
 NEXT
・doda
・マイナビ
・マイナビ
 ミドルシニア
 (中高年)
・type
 (IT技術者)
・フロム40
 (ミドル)
転職
AGENT
(人材紹介)
・RECRUIT
 AGENT
・doda
・パソナ 
 キャリア
・ビズリーチ
 (ハイクラス)
・type AGENT
 (IT技術者)
・randstad
 (外資系)

塾長 コンドー

エージェントって人材紹介なんだ。映画『マトリックス』みたいで、カッコいい!

50代60代、スペシャリスト(専門職)の求人はある


最近あることに気がつきました。専門職(スペシャリスト)の人ならば、たとえシニアであっても「社員待遇で、比較的よい条件の求人がありそうだ」ということです。

先日、ある「シニア向け転職エージェントのWebサイト」で求人件数を調べていました。希望する給料や年齢を入力し、つぎに職種を「営業」と入れようとした、そのときです。

「ん、なに? 営業がない?」「企業にとって大切な営業職が選べない?」 なぜ? どうして? 

シニア向け転職エージェントのWebサイトで、
選択可能だった職種

●会計事務所 ●管理・事務 ●施工管理 ●建設コンサル ●設計事務所・建築士 ●医師 ●自動車整備士 ●介護 ●看護師 ●弁護士 ●社会保険労務士 ●医療事務・受付 ●工場・製造

この転職エージェントの入力画面には、上記以外の職種「営業、販売、一般事務、管理職、接客、調理、サービス、警備、運送、清掃、軽作業」などが一切ありません。枠内の13種類の職種しか受け付けていません。どうして?

2つ理由を考えました。

【理由1】転職エージェントは、ボランティアではありません。転職エージェントの報酬は、求職者が応募企業に内定し、実際に入社したときに企業から得ます。つまり、転職エージェントが「報酬を効率よく稼ぐ」ことを優先した場合、企業からの求人が多い職種だけを選び、受け付ける職種を絞った結果こうなった。

【理由2】転職エージェントが企業から受ける報酬は「入社した人の年収×30%」といわれます。企業から低い年収の求人を引き受けても儲かりません。ということは、この13職種は「比較的よい条件の求人」である可能性がある。

もちろん、この13職種以外にも専門職(スペシャリスト)はたくさんあります。「士業」と称される、医師、薬剤師、会計士、税理士、司法書士、保育士、栄養士、調理師、美容師などがそうです。「IT・Web関係のエンジニア、SE、プログラマー」なども専門職(スペシャリスト)と考えて間違いないでしょう。

それと、組織内の多くの人が専門職(スペシャリスト)で構成される業界として、会計、建設、医療、保育、介護、IT関係などがあります。おそらく、これらの業界にはシニア向けの求人があると思います。

  1. 建設(建築・土木)業界
    • 求人がけた外れに多い
  2. 保育・医療・介護業界
    • 業界に特化した転職エージェントがたくさんある
  3. IT・Web業界
    • 人気の業界で人手不足、業界に特化した転職エージェントも多い


ここで、就職活動の成功確率をあげるために、さらに3つの条件を追加します。

  • 大都市圏、もしくは地方の県庁所在地に通勤可能であること
  • 雇用形態を正社員だけに限定せず、契約社員や嘱託社員にまで拡げること
  • 就職活動がうまくいかないとき、求める年収を少し下げられること

想像ですが、これら専門職に長年従事してこられた方は、たぶん「シニアであっても社員待遇で、比較的よい条件の求人がある」ことをご存じだと思います。

なぜなら、先輩方が定年後に再就職された実例をたくさん見てこられたはず。それゆえ「どのようにして就職先を見つけるか、その具体的な方法まで知っておられる」と思います。

もし知らなければ、職種(看護師、保育士など)に特化した転職サイトや転職エージェントに複数登録して、就職活動を始めればいいです。

いずれにしろ、多少時間はかかっても再就職に成功されると思います。

塾長 コンドー

専門職の人はいいなぁ。俺もITエンジニアになりたい! まぁ、俺の頭じゃ無理か……。

職種に特化した転職サイト・転職エージェントを利用する


専門職(スペシャリスト)の方には、その職種に特化した転職サイトと転職エージェントがあります。例として、看護師、介護士、保育士、栄養士の場合を調べてみました。各々サイト名を5つ挙げましたが、実際にはもっとたくさんあります。

特定の職種に特化した転職サイト

職種名サイト名1サイト名2サイト名3サイト名4サイト名5
看護師看護のお仕事看護師求人EXスマイルナースNurseJJ看護roo転職
介護士ジョブメドレー介護ワーカーリスジョブジョブデポ介護e介護転職
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特定の職種に特化した転職エージェント

職種名サイト名1サイト名2サイト名3サイト名4サイト名5
看護師医療ワーカー看護roo!マイナビ看護師看護のお仕事ナースパワー
介護士介護ワーカー介護求人ナビe介護転職マイナビ介護職介護のお仕事
保育士保育士ワーカーマイナビ保育士ジョブメドレー保育プラス+保育士バンク
栄養士ジョブメドレー栄養士ワーカーマイナビコ
メディカル
栄養士転職ナビ栄養士のお仕事

「社員待遇で、比較的よい条件」
のシニア向け求人がありうる職種

●会計事務所 ●管理・事務 ●施工管理 ●建設コンサル ●設計事務所・建築士 ●自動車整備士 ●介護士 ●医師 ●薬剤師 ●看護師 ●保育士 ●弁護士・会計士 ●税理士・司法書士 ●社会保険労務士 ●医療事務・受付 ●工場・製造 ●IT・Web関係のエンジニア・プログラマー

各職種に特化した転職サイト・
転職エージェントを活用しよう!


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