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【50代60代の求人】 ゼネラリスト(専門職以外)VS スペシャリスト(専門職)

50代60代、ゼネラリスト VS スペシャリスト


企業における人材の特性を表現するさいに、よく使われるのが「ゼネラリスト」「スペシャリスト」という言葉です。

どちらもかけがえのない人材ですが、仕事内容は全く違います。双方の定義や役割の違いを考えてみましょう。

50代60代でゼネラリスト(専門職以外)とは


ゼネラリストの語源である「ゼネラル」とは「全体的な、全般的な」という意味をもつ英語です。

つまり、ゼネラリストとは「広範囲にわたる知識を持つ人」のことを指し、ひとつの分野に特化して知識やスキルを身に着けるのではなく、幅広い知見と多面的な視野で現場を統括できる人です。

ビジネスの現場では、プロデューサーやマネージャー、経営層、総務人事などがゼネラリストです。

より広範囲における深い知識を習得するために、各部署への異動や転勤を頻繁に行う例が多いでしょう。

ゼネラリストの特徴


広い視野を持っている
様々な視点から物事を客観的に評価することが得意です。

特定の分野に集中するのではなく、多様な知識を経験をもって多角的に物事を見ることができるため、独自の視点から意見を出すことができます。

多様な仕事を経験している
ゼネラリストには多様な職種を経験している人が多くいます。

営業職や総務、プロデューサーなど、コミュニケーション能力やマネジメント能力といった総合力が必要とされる職種において、広く経験を積んでいることが特徴です。

臨機応変な対応を得意とする
知識や技能の幅が広いと、想定外のことが起こっても臨機応変な対応ができるという利点があります。

急に欠員が出てしまったり、社会情勢から突然労働環境が変わってしまったりなど、不測の事態への対応は常に発生するものです。

50代60代でスペシャリスト(専門職)とは?


スペシャリストは「専門家や専門職」を指す言葉で、ゼネラリストの対義語となる言葉です。

スペシャリスト(専門職)は、一般的に「知識や経験が必要で替えが効かない職業」のことで、具体的には「技術や資格が必要な仕事」を指しています。

専門職は特定の分野で深い知識が求められるため、その知識や経験の証明として資格が必要になることが多いからです。

つまり、特定の分野の専門家としての仕事が専門職で、そうした専門職になるために技術や資格が必要ということです。

●表1 スペシャリスト(専門職)一覧

【 資格系 】【 飲食系 】
弁護士寿司職人
公認会計士コック
税理士調理師
社会保険労務士栄養士
司法書士パティシエ
  
【 その他 】【 医療・福祉系 】
パイロット医師
通訳歯科医師
ビジネスコンサルタント看護師
金融ディーラー歯科衛生士
ファンドマネージャー薬剤師
美容師・理容師作業療法士
理学療法士
【 現場系 】臨床検査技師
建築士介護士
施工管理士社会福祉士
自動車整備士
【 教育系 】
【 IT・Web系 】大学教授・助教授
システムエンジニア講師教師・塾講師
プログラマー大学職員
幼稚園教諭・保育士

50代60代、スペシャリスト(専門職)なら仕事はある


スペシャリスト(専門職)の場合は、職業名がそのまま仕事の内容です。

ゆえに「どんな仕事があるか」ではなく、定年後に「どんな勤務先になるか」、もしくは「どんな雇用形態になるか」といった疑問になります。


スペシャリスト(専門職)の方が50代であれば、間違いなく「正社員で高待遇」の仕事があると思います。

さすがに60歳を超えると、「正社員でそこそこの年収」は難しいかもせれませが、派遣やパートで良ければ、驚くほどの高い時給を提示されるでしょう。いずれにしても、贅沢をいわなければ仕事はあると思います。

  • 【理由1】 職種に特化した転職エージェントがたくさんある
    • 看護師、税理士、保育士、栄養士、SE、プログラマー、介護士etc.
  • 【理由2】 ほとんどの業界が人手不足である
    • 医療・福祉系、現場系、資格系、IT・Web系、飲食系、すべての業界が人手不足である
  • 【理由3】 ハローワークの求人がけた外れに多い
    • とくに建築、土木、電気工事といった現場系は全然足りてない。求人倍率は4~5倍

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