定年後の仕事 

60歳定年後の【独立・起業】 仕事大好きシニアにオススメ。自分の仕事をつくろう!

60歳以降も働くゼネラリスト(専門職以外)


60歳以降も働き続けるゼネラリスト(専門職以外)には、いくつかのタイプがあります。

60歳以降も働くシニアのタイプ
  1. タイプ1 とにかく仕事が好き。
    バリバリ働きたい
  2. タイプ2 独立・起業はしないが、
    フルタイムで働きできるだけ稼ぎたい
  3. タイプ3 好きな時間だけ働いて、
    月数万円稼ぎたい

タイプ1 仕事大好き。バリバリ働きたいシニア


とにかく仕事が好き。趣味や家庭生活では真の満足感や充実感を得られないタイプ。

企業で出世した可能性が高い人です。仕事が大好きだから優秀な成績を残して、自然と昇進したはずです。ゼネラリストですから、優秀なマネージャー(管理職)だったということ。

しかし、残念ながらシニアの転職・再就職市場において、マネージャー(管理職)の需要はほとんどありません

マネージャー(管理職)候補は、外部から調達しなくても社内にたくさんいるのです。この点に関しては、外資系企業のトップを務めるほで優秀であったとしても、同じです。

ゆえに、タイプ1のシニアへのオススメは「独立・起業」になります。

タイプ2 フルタイムで働き稼ぎたいシニア


独立・起業するほど仕事好きではないが、フルタイムで働きたい。身体が元気なうちに「できるだけ稼いでおきたいたい」というタイプです。

しかし、現状ゼネラリスト(専門職以外)の方が正社員の仕事に就くことは、かなり難しいものがあります。小さな会社ならマネージャー職の需要がある場合もありえますが、いかんせん絶対数が少ないでしょう。

その結果として「派遣またはパート・アルバイト」のフルタイム勤務に就くことになります。

タイプ3 好きな時間働き、月数万円稼ぎたいシニア


「好きな時間だけ働いて、月数万円稼ぎたい」というタイプです。

時給1,000円で1日4時間、週5日働けば、
1,000円 × 4h × 22日 = 月88,000円 

時給1,000円で1日8時間、週2日働けば、
1,000円 × 8h × 8日 = 月64,000円 

パート・アルバイトなら求人も多く「月数万円稼ぐ」ことは難しくありません。

定年後、独立と起業はまったくの別物


独立」と「起業」は違います。イメージとしては似ていますが、この二つはまったくの別物です。

「独立・起業」と聞いてイメージするのは、ネットショップを始めるとか、飲食店を開く、または資格を取得して開業するなどの「起業」でしょう。

起業とは、それまで「まったく経験のない仕事で事業を始める」ことです。

しかし「独立」は違います。いままで長年仕事で培ってきた「経験、知識、スキル」を使って始めます。

イメージとしては、同じ仕事をして「仕事をして会社で雇われて給与をもらう形」から「会社ではなく社会から報酬をもらう形」に変わる感じです。

シニアが成功しているのは、こうした「独立」のシナリオです。

60歳定年後の【独立・起業】 慣れた仕事で独立すれば、いきなりプロの経営者!「ゆる起業」とは「ゆるーい起業」をもじった造語です。定年前後のシニア層が、やりがい、社会との接点、人生を楽しむことなどを目的とした起業です。好きな仕事で無理せず、適度な収入を得る、いわば従来型起業の「低リスク・低リターンバージョン」といったものです。...

シニア起業の醍醐味「自分の仕事をつくる」


定年後に望むような仕事がなかったら、起業して「自分の働く場所」を自分でつくればいい。

シニア起業の醍醐味

50代60代、シニア世代の多くが起業に求める価値は、お金ではありません。

  • 「好きなことや昔からの夢に打ち込める楽しさ」
  • 「自分を活かして働き続けられる喜び」
  • 「人に感謝されて社会に貢献できる充実感」

これら「やりがい・生きがいの再発見」こそがシニア起業の醍醐味です。

シニア起業の特徴

  1. これまでの経験を活かす人が多い
    • 現役時代の経験を何らかの形で活かして起業するのが8割
    • 未経験の業種・業界に飛び込んで成功している方はほとんどいない
  2. 一人で起業する。9割以上が一人起業を選んでいる
  3. 収入よりもやりがいを重視する

シニア起業の動機

日本政策金融公庫総合研究所 「新規開業実態調査(2012)」
55歳以上で起業した人の動機トップ3

  • 仕事の経験・知識や資格を活かしたかった
  • 社会の役に立つ仕事がしたかった
  • 年齢や性別に関係なく仕事がしたかった

片桐実央「定年後こそ挑戦! 『シニア起業』は『ゆる起業』でいこう」

https://shuchi.php.co.jp/management/detail/6849

シニアの起業は、「自分の働く場所」を「自分でつくること」です

定年後のシニア起業に向いている人

「自分の仕事をつくる」に向いている人

  • とにかく仕事が好き。趣味や家庭生活では真の満足感や充実感を得られない人
  • ある程度の会社で、それなりのポジションと収入を得てこられた人
  • スペシャリスト(専門職)ではなくゼネラリスト(専門職以外)の人
  • 年金と貯蓄だけで生活できる人

「定年後のシニア起業」をオススメする理由

「自分の仕事をつくる」ことを
オススメする理由

  1. 懸命に働いて、それなりの年収とポジションを得てきた人が、いまさらコンビニの店員や交通警備などできるわけがない
  2. 自分が好きな仕事を、身体が動くかぎり、いつまでもできる
  3. 年金と貯蓄や退職金で生活できるから、当面は仕事の収入面を考えなくていい
    • 純粋に「やりたいこと」「好きなこと」ができる
    • 最初は数万円の利益でも、段階的に増やしていけばいい。それで残りの人生「夢と生きがい」を持ち続けられる

60歳定年後の【独立・起業】 慣れた仕事で独立すれば、いきなりプロの経営者!「ゆる起業」とは「ゆるーい起業」をもじった造語です。定年前後のシニア層が、やりがい、社会との接点、人生を楽しむことなどを目的とした起業です。好きな仕事で無理せず、適度な収入を得る、いわば従来型起業の「低リスク・低リターンバージョン」といったものです。...