休日は「朝寝、朝酒、朝湯でHappy!」
皆さん、民謡『会津磐梯山』の歌詞に登場する「小原庄助さん」をご存じですか?
「小原庄助さん なんで身上つぶした 朝寝 朝酒 朝湯が大好きで……」と唄われているアノ人物です。
シニアが転職や再就職活動を毎日続けていると、段々ストレスが溜まってきます。だから、ときどき「ストレス」を発散させる必要があります。
そんなときは「小原庄助さんを真似してみる」なんていうのは如何でしょうか ?
土日は少し遅く起きて朝風呂に入る。そして、風呂上がりにチビリチビリと朝酒を楽しむ。いやぁーマジで極楽! これ最高!
あんさん、折角のお休なんやからグダグダせんと、どっか遊びに連れて行っておくれやす!
シニアの就職活動「くよくよしない。諦めない」
当たり前ですが、年齢が上がれば採用されるハードルも高くなります。
自分はシニアなんだから「不採用が当然」と考えて、採用されるまでたくさんの求人に応募するしかありません。
そうわかっていても、人間ですから落ちるとメゲます。不採用が続くと、自分が否定された気持ちになります。
しかし、若い頃とは状況が違うのです。あきらめたら、そこで終わり「ゲームオーバー」です。このさきも働きたいと思うなら、辛くても就職活動を続けていくしかありません。
そのとき、大切なことは「くよくよしないこと」「諦めないこと」です。
「採用されなかったのは、運が悪かっただけ」「どれだけ落とされても、最後に望みの仕事に就ければOK」といったような「開き直った考え方」も必要です。
肩の力を抜いて、マイペースで淡々と続けましょう。
意中の会社にパートやアルバイトで入社する
あなたが応募したいと思う企業に、正社員ではなく、パート・アルバイトの募集しかなかったとします。その場合、とりあえずパート・アルバイトで入社してみましょう。
あなたが仕事ができて、かつお人柄もよければ「正社員になりませんか」と誘われる可能性大です。
●40代の専業主婦だった人の逸話
A子さんは長年専業主婦だったため、最初は給食関係の仕事にパート勤務で就かれます。そのあと数回の転職を経て、最後は外資系企業日本法人のCEOにまで昇りつめた人がいます。
また、専業主婦だったB子さんはご主人の病気で、やむを得ず50歳からアパレル店のパート店員になります。そこで売上をドーンと伸ばして店長になり、その後エリアマネージャーに昇進。ついにはオーナーから請われて「アパレル会社の社長」になった人だっています。
もちろん、このお二人はもともと優秀です。いい学校を出ているだけでなく地頭がいい。そのうえ、ヤル気があって商才もある。三拍子も四拍子も揃った人です。そうでなければ、こうはなりません。
仕事の入り口はどういう形であれ、懸命に働けば「道は開ける」ということです。
就職活動と並行して、資格やスキルを取得する
就きたい仕事が決まっているのなら、就職活動と並行して「必要になる資格やスキルを取得する」ことです。
●ある50代シニアの仕事観
「できれば自分の知識や経験が活かせる仕事で、定年後も働き続けたい。けれど、どんな仕事でもいいわけではない。就きたい仕事はデスクワークです」
「でも『若い頃からずっと事務職で、パソコンを使って仕事をしてきた』と伝えても、PCスキルを認めてもらえません。単に年齢だけで足切りされてしまいます」
そこで、この方は対策を2つ考えました。
【対策①】「自分のパソコンスキルを証明すること」
そのために「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)」の資格を取得に挑戦しました。
【対策②】どうしても事務職にこだわっていたので、人手不足業界である介護・福祉関係に狙いを定め「介護事務管理士の資格取得」に挑戦しました。
こうした努力の甲斐あって、希望通り「介護事務の仕事」に就かれました。
自分の仕事をつくる
あなたが「仕事大好きシニア」で、定年後に望むような仕事がなかったならば、自分で仕事をつくればいい。
シニアの起業とは、まず「自分の働く場所」を「自分でつくること」です。
また、50代60代のシニアが起業に求める価値は、お金ではありません。
- 「好きなことや昔からの夢に打ち込める楽しさ」
- 「自分を活かして働き続けられる喜び」
- 「人に感謝されて社会に貢献できる充実感」
これら「やりがい・生きがいの再発見」こそがシニア起業の醍醐味なのです。
50代60代は長期戦を覚悟する
転職や再就職するまでの期間、若い頃は3ヶ月程度が一般的です。しかし、年齢が上がるほど長くなる傾向があります。
時間がかかるのは当たり前と覚悟し、焦ることなくじっくりと探すようにしましょう。
転職や再就職に成功するまでの期間
- 20代~30代 3か月以内
- 40代 3~5か月
- 50代以降 半年以上
シニアの休日は”小原庄助さん”を見習おう
50代60代の転職や再就職は時間がかかります。求職期間は70%が半年以上かかるといわれています。
とにかく、あせるのはよくありません。長期戦を覚悟し「まな板の上のコイ」の心境でドーンと構えましょう。
求職期間に入ると、最初の1か月はとにかく忙しいものです。
しかし、各種手続きを済ませ、一通り求人案件を閲覧し、応募したい企業に書類を送ってしまうと静寂が訪れます。それ以降、毎日やることはそれほどないことがわかってきます。
シニア向けの新規求人数は多くありません。一日1~2時間くらいパソコンでチェックすればOKです。
こうした状況が続くようになったら、民謡『会津磐梯山』の歌詞に登場する「小原庄助さん」を見習いましょう。
「小原庄助さん なんで身上つぶした 朝寝 朝酒 朝湯が大好きで……」とありますでしょ。これを実践してストレスを発散し、気楽に気長に続けましょう。
ただし、注意点がひとつあります。
くれぐれも「それで身上つぶした」「ハア もっともだ もっともだ」とは、ならないように!
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