シニア求人の現実

内容まとめ 【シニア求人の現実】 1~8記事 


就活塾の記事数が40を超えてきました。この辺りで一度、「ジャンル毎」に内容をまとめてみたいと思います。

ここでは「シニア求人の現実」カテゴリーにある、記事の内容をまとめました。

目次
  1. ゼネラリスト(専門職以外)VS スペシャリスト(専門職)
  2. スペシャリスト(専門職)なら仕事はある
  3. ゼネラリスト(専門職以外)の仕事はあるか?
  4. シニアの雇用不足はゼネラリストの問題だった
  5. 非正規雇用の派遣とパート。年収200万円を覚悟せよ
  6. 【シニア求人の現実】 仕事探しランキング(1位~9位)に見る厳しい現実
  7. シニアは弱者だ。弱者の自覚が就職活動のスタートライン!
  8. 【ハローワークのパート求人】「どんな仕事」があって「時給」はいくら?

ゼネラリスト(専門職以外)VS スペシャリスト(専門職)

企業における人材の特性を表現するさいに、よく使われるのが「ゼネラリスト」「スペシャリスト」という言葉です。

どちらもかけがえのない人材ですが、仕事内容は全く違います。双方の定義や役割の違いを考えてみましょう。

ゼネラリスト(専門職以外)とは


ゼネラリストの語源である「ゼネラル」とは「全体的な、全般的な」という意味をもつ英語です。

つまり、ゼネラリストとは「広範囲にわたる知識を持つ人」のことを指し、ひとつの分野に特化して知識やスキルを身に着けるのではなく、幅広い知見と多面的な視野で現場を統括できる人です。

ビジネスの現場では、プロデューサーやマネージャー、経営層、総務人事などがゼネラリストです。

より広範囲における深い知識を習得するために、各部署への異動や転勤を頻繁に行う例が多いでしょう。

ゼネラリストの特徴


広い視野を持っている
様々な視点から物事を客観的に評価することが得意です。

特定の分野に集中するのではなく、多様な知識を経験をもって多角的に物事を見ることができるため、独自の視点から意見を出すことができます。

多様な仕事を経験している
ゼネラリストには多様な職種を経験している人が多くいます。

営業職や総務、プロデューサーなど、コミュニケーション能力やマネジメント能力といった総合力が必要とされる職種において、広く経験を積んでいることが特徴です。

臨機応変な対応を得意とする
知識や技能の幅が広いと、想定外のことが起こっても臨機応変な対応ができるという利点があります。

急に欠員が出てしまったり、社会情勢から突然労働環境が変わってしまったりなど、不測の事態への対応は常に発生するものです。

スペシャリスト(専門職)とは?


スペシャリストは「専門家や専門職」を指す言葉で、ゼネラリストの対義語となる言葉です。

スペシャリスト(専門職)は、一般的に「知識や経験が必要で替えが効かない職業」のことで、具体的には「技術や資格が必要な仕事」を指しています。

専門職は特定の分野で深い知識が求められるため、その知識や経験の証明として資格が必要になることが多いからです。

つまり、特定の分野の専門家としての仕事が専門職で、そうした専門職になるために技術や資格が必要ということです。

●表1 スペシャリスト(専門職)一覧

【 資格系 】【 飲食系 】
弁護士寿司職人
公認会計士コック
税理士調理師
社会保険労務士栄養士
司法書士パティシエ
  
【 その他 】【 医療・福祉系 】
パイロット医師
通訳歯科医師
ビジネスコンサルタント看護師
金融ディーラー歯科衛生士
ファンドマネージャー薬剤師
美容師・理容師作業療法士
理学療法士
【 現場系 】臨床検査技師
建築士介護士
施工管理士社会福祉士
自動車整備士
【 教育系 】
【 IT・Web系 】大学教授・助教授
システムエンジニア講師教師・塾講師
プログラマー大学職員
幼稚園教諭・保育士

【50代60代の求人】 ゼネラリスト(専門職以外)VS スペシャリスト(専門職) 50代60代、ゼネラリスト VS スペシャリスト 企業における人材の特性を表現するさいに、よく使われるのが「ゼネラリスト」「スペ...

スペシャリスト(専門職)なら仕事はある


スペシャリスト(専門職)の場合は、職業名がそのまま仕事の内容です。

ゆえに「どんな仕事があるか」ではなく、定年後に「どんな勤務先になるか」、もしくは「どんな雇用形態になるか」といった疑問になります。

スペシャリスト(専門職)の方が50代であれば、間違いなく「正社員で高待遇」の仕事があると思います。

それでも60歳を超えると、さすがに「正社員でそこそこの年収」は難しいかもせれません。しかし、派遣やパートで良ければ、一般人からすれば驚くほどの高い時給を提示されるでしょう。いずれにしても、贅沢をいわなければ仕事はあります。

  • 【理由1】 職種に特化した転職エージェントがたくさんある
    • 看護師、税理士、保育士、栄養士、SE、プログラマー、介護士etc.
  • 【理由2】 ほとんどの業界が人手不足である
    • 医療・福祉系、現場系、資格系、IT・Web系、飲食系、すべての業界が人手不足である
  • 【理由3】 ハローワークの求人がけた外れに多い
    • とくに建築、土木、電気工事といった現場系は全然足りてない。求人倍率は4~5倍

シニアでもスペシャリスト(専門職)の仕事はある


スペシャリスト(専門職)の仕事を転職情報サイトを使って調べます。
転職情報サイトは、「転職サイト」と「転職エージェント」の2つに分けられます。

転職サイトは、さまざまな業界や職種の求人が掲載されているWebサイトのことで、多くの求人情報を自由に検索し閲覧できます。そのなかで気にいった求人を自分で選んで応募するサービスです。

転職エージェントは、厚生労働大臣から認可を受けた『人材紹介会社』のことです。転職を検討している人と採用を考えている企業の間にたって、転職の成功を支援するサービスです。転職エージェントは、転職が成功すれば企業から報酬を得ます。そのため、登録すれば転職ノウハウに長けているキャリアアドバイザーが、転職活動をサポートしてくれます。

転職サイトには、求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と、特定の領域に特化した「特化型」があります。大手の転職サイト(リクナビNEXT、doda、マイナビ)はほとんどが総合型です。

同じように、転職エージェントも「総合型」と「特化型」にわかれており、 大手の転職エージェント(リクルートエージェント、doda、パソナキャリア)はほとんどが総合型です。

まとめると、つぎのようになります。

総合型
求人案件を
網羅的に
抱えている
特化型
求人案件が
特定の領域に
特化している
転職
サイト
(情報紹介)
・リクナビ
 NEXT
・doda
・マイナビ
・マイナビ
 ミドルシニア
 (中高年)
・type
 (IT技術者)
・フロム40
 (ミドル)
転職
AGENT
(人材紹介)
・RECRUIT
 AGENT
・doda
・パソナ 
 キャリア
・ビズリーチ
 (ハイクラス)
・type AGENT
 (IT技術者)
・randstad
 (外資系)

塾長 コンドー

エージェントって人材紹介なんだ。映画『マトリックス』みたいで、カッコいい!

専門職(スペシャリスト)の求人はありそう


最近あることに気がつきました。専門職(スペシャリスト)の人ならば、たとえシニアであっても「社員待遇で、比較的よい条件の求人がありそうだ」ということです。

先日、ある「シニア向け転職エージェントのWebサイト」で求人件数を調べていました。希望する給料や年齢を入力し、つぎに職種を「営業」と入れようとした、そのときです。

「ん、なに? 営業がない?」「企業にとって大切な営業職が選べない?」 なぜ? どうして? 

シニア向け転職エージェントのWebサイトで、
選択可能だった職種

●会計事務所 ●管理・事務 ●施工管理 ●建設コンサル ●設計事務所・建築士 ●医師 ●自動車整備士 ●介護 ●看護師 ●弁護士 ●社会保険労務士 ●医療事務・受付 ●工場・製造


この転職エージェントの入力画面には、上記以外の職種「営業、販売、一般事務、管理職、接客、調理、サービス、警備、運送、清掃、軽作業」などが一切ありません。枠内の13種類の職種しか受け付けていません。どうして?

2つ理由を考えました。

【理由1】転職エージェントは、ボランティアではありません。転職エージェントの報酬は、求職者が応募企業に内定し、実際に入社したときに企業から得ます。つまり、転職エージェントが「報酬を効率よく稼ぐ」ことを優先した場合、企業からの求人が多い職種だけを選び、受け付ける職種を絞った結果こうなった。

【理由2】転職エージェントが企業から受ける報酬は「入社した人の年収×30%」といわれます。企業から低い年収の求人を引き受けても儲かりません。ということは、この13職種は「比較的よい条件の求人」である可能性がある。

もちろん、この13職種以外にも専門職(スペシャリスト)はたくさんあります。「士業」と称される、医師、薬剤師、会計士、税理士、司法書士、保育士、栄養士、調理師、美容師などがそうです。「IT・Web関係のエンジニア、SE、プログラマー」なども専門職(スペシャリスト)と考えて間違いないでしょう。

それと、組織内の多くの人が専門職(スペシャリスト)で構成される業界として、会計、建設、医療、保育、介護、IT関係などがあります。おそらく、これらの業界にはシニア向けの求人があると思います。

  1. 建設(建築・土木)業界
    • 求人がけた外れに多い
  2. 保育・医療・介護業界
    • 業界に特化した転職エージェントがたくさんある
  3. IT・Web業界
    • 人気の業界で人手不足、業界に特化した転職エージェントも多い


ここで、就職活動の成功確率をあげるために、さらに3つの条件を追加します。

  • 大都市圏、もしくは地方の県庁所在地に通勤可能であること
  • 雇用形態を正社員だけに限定せず、契約社員や嘱託社員にまで拡げること
  • 就職活動がうまくいかないとき、求める年収を少し下げられること


想像ですが、これら専門職に長年従事してこられた方は、たぶん「シニアであっても社員待遇で、比較的よい条件の求人がある」ことをご存じだと思います。

なぜなら、先輩方が定年後に再就職された実例をたくさん見てこられたはず。それゆえ「どのようにして就職先を見つけるか、その具体的な方法まで知っておられる」と思います。

もし知らなければ、職種(看護師、保育士など)に特化した転職サイトや転職エージェントに複数登録して、就職活動を始めればいいです。

いずれにしろ、多少時間はかかっても再就職に成功されると思います。

塾長 コンドー

専門職の人はいいなぁ。俺もITエンジニアになりたい! まぁ、俺の頭じゃ無理か……。

職種に特化した転職サイト・転職エージェントを利用しよう


専門職(スペシャリスト)の方には、その職種に特化した転職サイトと転職エージェントがあります。例として、看護師、介護士、保育士、栄養士の場合を調べてみました。各々サイト名を5つ挙げましたが、実際にはもっとたくさんあります。

特定の職種に特化した転職サイト

職種名サイト名1サイト名2サイト名3サイト名4サイト名5
看護師看護のお仕事看護師求人EXスマイルナースNurseJJ看護roo転職
介護士ジョブメドレー介護ワーカーリスジョブジョブデポ介護e介護転職
保育士保育士求人ナビジョブメドレージョブデポ保育士マイナビ保育士保育情報.com
栄養士ジョブメドレー栄養士ワーカースグJOB栄養士グッピー栄養士ふぁいと

特定の職種に特化した転職エージェント

職種名サイト名1サイト名2サイト名3サイト名4サイト名5
看護師医療ワーカー看護roo!マイナビ看護師看護のお仕事ナースパワー
介護士介護ワーカー介護求人ナビe介護転職マイナビ介護職介護のお仕事
保育士保育士ワーカーマイナビ保育士ジョブメドレー保育プラス+保育士バンク
栄養士ジョブメドレー栄養士ワーカーマイナビコ
メディカル
栄養士転職ナビ栄養士のお仕事

「社員待遇で、比較的よい条件」
のシニア向け求人がありうる職種

●会計事務所 ●管理・事務 ●施工管理 ●建設コンサル ●設計事務所・建築士 ●自動車整備士 ●介護士 ●医師 ●薬剤師 ●看護師 ●保育士 ●弁護士・会計士 ●税理士・司法書士 ●社会保険労務士 ●医療事務・受付 ●工場・製造 ●IT・Web関係のエンジニア・プログラマー

各職種に特化した転職サイト・
転職エージェントを活用しよう!

【50代60代の求人】 スペシャリスト(専門職)なら仕事はある 50代60代、スペシャリスト(専門職)の仕事はある スペシャリスト(専門職)の仕事を転職情報サイトを使って調べます。転職情報サイ...

ゼネラリスト(専門職以外)の仕事はあるか?


転職情報サイトを使い、ゼネラリスト(専門職以外)の求人状況を調査してみましょう。

転職情報サイトは「転職サイト」と「転職エージェント」の2つに分かれます。

総合型
求人案件を
網羅的に
抱えている
特化型
求人案件が
’特定の領域に
特化している
転職
サイト
(情報紹介)
・リクナビ
 NEXT
・doda
・マイナビ
・マイナビ
 ミドルシニア
 (中高年)
・type
 (IT技術者)
・フロム40
 (ミドル)
転職
AGENT
(人材紹介)
・RECRUIT
 AGENT
・doda
・パソナ
 キャリア
・ビズリーチ
 (ハイクラス)
・type AGENT
 (IT技術者)
・randstad
 (外資系)


転職サイトには、求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と、特定の領域に特化した「特化型」があります。大手の転職サイト(リクナビNEXT、doda、マイナビ)は総合型です。

大手の転職サイト2社を調べてみた


大手転職サイトが、シニア向け求人をどれくらい持っているか調べました。

●調査対象とする都道府県

国勢調査(2020)による都道府県人口

 第一位   東京都   14,064,696人
 第二位   神奈川県  9,240,411人
 第十位   静岡県   3,635,220人
 第二十位  岡山県   1,889,607人
 第三十位  長崎県   1,313,103人
 第四十位  和歌山県   923,033人
 第四十七位 鳥取県    553,847人
 
第一位の東京都と第四十七位の鳥取県を除いた、5県(神奈川県、静岡県、岡山県、長崎県、和歌山県)を求人状況調査の対象とする。

検索結果1. リクナビNEXT


(ハローワークインターネットサービスの調査条件と同じ)

 調査日     2020/9/18
 年齢      60歳 
 就業場所    対象都道府県の県庁所在地
 希望する職種  営業
 雇用形態    正社員および契約社員
 賃金      年収300万円以上
 求人条件    年齢不問

人口
順位
都道
府県名
正社員
年齢不問
正社員
無条件
合計
2位神奈川県3574109
10位静岡県13179192
20位岡山県17152169
30位長崎県126981
40位和歌山県128092
合 計89554643


(ハローワークインターネットサービスの調査条件と同じ)

検索結果2. duda

 調査日     2020/9/18
 年齢      60歳 
 就業場所    対象都道府県の県庁所在地
 希望する職種  営業
 雇用形態    正社員および契約社員
 賃金      年収300万円以上
 求人条件    年齢不問

人口
順位
都道
府県名
正社員
年齢不問
正社員
無条件
合計
2位神奈川県2463465
10位静岡県3149152
20位岡山県2174176
30位長崎県13435
40位和歌山県14647
合 計9866875

比較データ ハローワークインターネットサービス

 調査日     2020/9/10
 求人区分    一般求人「フルタイム」
 年齢      60歳 
 就業場所    都道府県の県庁所在地
 希望する職種  営業
 雇用形態    正社員
 賃金      月給 20万円以上 
        (年収300万円に相当)
         手当・残業代含まない 
 賞与      あり

人口
順位
都道
府県名
正社員
年齢不問
正社員
年齢制

限あり
18~64
合計
2位神奈川県53126179
10位静岡県264167
20位岡山県3269101
30位長崎県82028
40位和歌山県41115
合計123267390

  1. リクナビNEXT、dodaともに、総求人数はハローワークの倍くらい
    (リクナビNEXT 643、doda 875、ハローワーク 390)
  2. リクナビNEXTは「年齢不問の求人」をハローワーク並みに持っている
    • 年齢不問の求人数(リクナビNEXT 89、ハローワーク 123)
    • シニアでも登録してみる価値はある
  3. dodaは年齢不問の求人をほとんど持っていない
    • 年齢不問の求人数(doda 9、ハローワーク 123)
    • 若者からミドル向けの転職サイトになる
    • シニア特集でもないかぎり役に立たない

シニア向けの転職サイトを探してみた


シニアの役に立つ転職情報サイトを探してみました。

正社員求人 大手の転職サイト    


 ●検索条件  
 調査日     2020/9/27
 就業場所    東京23区
 希望する職種  営業
 雇用形態    正社員
 賃金      年収300万円以上

転職サイト名年齢不問
求人数
その他
求人数
総求
人数
ハローワーク339393732
リクナビNEXT623,2363,298
doda167,1057,121
マイナビ転職15656671
エン転職21,1691,171

合 計
43412,55912,993
  • 灯台もと暗し、正社員希望なら「一番役に立つ」のはハローワーク
  • リクナビNEXT以外は、年齢不問の正社員求人を持っていない
  • 大手以外の転職サイトも調べたが、年齢不問の求人はほとんどなかった

パート・アルバイトの転職サイトを探してみた


パート・アルバイト主体の転職サイトを調べてみました。パート・アルバイトの求人調査なので、職種は営業職からドライバー職に変更して検索しています。

●検索条件
 調査日
     2021/9/27
 就業場所    東京都全域
 希望する職種  ドライバー職
        (運転・配送)
 雇用形態    パート・アルバイト
 賃金      時給1,000円以上 

順位転職サイト名シニア
向け
求人数
その他
求人数
総求
人数
1yahoo!
しごとカタログ
2グラン・ジョブ501438939
3タウンワーク
シニア応援
2720272
4はたらこねっと22329252
5indeed160779939
6はた楽求人ナビ9526322727
7タウンワーク6430233087
マイナビ
ミドルシニア
14195209
9イーアイデム12219231
10求人ジャーナル
ネット
1199200
11シニア求人ナビ044
12シルバーギア000
13シフトワークス0157157
合  計

  • パート・アルバイトの転職サイトはたくさんあった
  • シニアの求人はパート・アルバイトがメイン
  • 実際に利用するときは、第5位の「indeed」までで十分

シニア向けの転職エージェントはあるか


スペシャリスト(専門職)なら、転職エージェントからの求人紹介が可能だと思いますが、ゼネラリスト(専門職以外)の場合はかなり難しくなります。

なぜなら、自社の社員でさえ60歳で定年退職させているのに、わざわざ転職エージェントにシニアの求人依頼をするわけがない。よって、企業側から転職エージェントに対する求人依頼がほとんどない状態です。

こうした理由で「シニア向けの転職エージェント」は極端に少なくなります。

とりあえず「ミドルシニア向けの転職エージェント」を3 つあげておきます。トップページから求人を検索できるので、一度覗いてみるといいですね。

エージェント
名 称
対象年齢特 徴
マイナビ
ミドルシニア
人材サービス
40代~
60代
全国330件の
正社員求人有
東京241、愛知21、
大阪31
シニアジョブ50代
60代
全国22,468件の
正社員求人有
取扱いは
13種類の職種のみ
FROM4040代
50代
全国3,828件の
正社員求人有
東京1,295、愛知602
、大阪652

ゼネラリスト(専門職以外)は、転職エージェントの利用が難しい

シニアにとって派遣労働はメリットが多い

パート・アルバイトと同じく、派遣労働はシニアにメリットがたくさんある働き方です。派遣の求人サイトも多く、仕事はたくさんあります。

シニアが派遣労働する場合のメリット
  1. 正社員よりも確実に雇用されやすい
    • 雇用するのは派遣会社であり、派遣先企業ではない
    • 不要になったらいつでも切れる
  2. パート・アルバイトより時給が高い
    • おおよそ1.5倍、最大で2倍
  3. 派遣には定年も年齢制限もない
  4. 働き方を自由に選びやすい
  5. 経験やスキルを活かした仕事に就ける可能性が高い
    • 実務経験がある場合、技術職や事務職、営業職などの専門性が活かせる

  1. ゼネラリストで正社員希望の場合
    • 転職サイトや転職エージェントはほとんど役に立たない
    • ハローワークをメインとして公共職業紹介サービスがメイン
  2. ゼネラリストでパート・派遣希望の場合
    • シニア向けの求人がたくさんある
    • 転職サイトと公共職業紹介サービスを併用して利用できる

【50代60代の求人】 ゼネラリスト(専門職以外)の仕事はあるか? 50代以上の求人を、転職情報サイトで調べた 転職情報サイトを使い、ゼネラリスト(専門職以外)の求人状況を調査してみましょう。転職...

シニアの雇用不足はゼネラリストの問題だった

スペシャリスト(専門職)の場合


スペシャリスト(専門職)とは、一般的に知識や経験が必要で替えが効かない職業のことで、具体的には「技術や資格が必要な仕事」を指しています。

専門職は特定の分野で深い知識が求められるため、その知識や経験の証明として資格が必要になることが多いからです。

つまり、特定の分野の専門家としての仕事が専門職で、そうした専門職になるために技術や資格が必要ということです。

●表1 スペシャリスト(専門職)一覧

【 資格系 】【 飲食系 】
弁護士寿司職人
公認会計士コック
税理士調理師
社会保険労務士栄養士
司法書士パティシエ
  
【 その他 】【 医療・福祉系 】
パイロット医師
通訳歯科医師
ビジネスコンサルタント看護師
金融ディーラー歯科衛生士
ファンドマネージャー薬剤師
美容師・理容師作業療法士
理学療法士
【 現場系 】臨床検査技師
建築士介護士
施工管理士社会福祉士
自動車整備士
【 教育系 】
【 IT・Web系 】大学教授・助教授
システムエンジニア講師教師・塾講師
プログラマー大学職員
幼稚園教諭・保育士


スペシャリストの場合は、職業名がそのまま仕事の内容です。

ゆえに「どんな仕事があるか」ではなく、定年後に「どんな勤務先になるか」、もしくは「どんな雇用形態になるか」といった疑問になります。

スペシャリスト(専門職)の仕事はありそうだ


スペシャリスト(専門職)の方は、シニアになっても仕事はあると思います。

さすがに60歳を超えると、「正社員でそこそこの年収」とはいかないかもしれませんが、贅沢をいわなければ、仕事自体はあると思います。

  • 【理由1】 職種に特化した転職エージェントがたくさんある
    • 看護師、税理士、保育士、栄養士、SE、プログラマー、介護士etc.
  • 【理由2】 ほとんどの業界が人手不足である
    • 医療・福祉系、現場系、資格系、IT・Web系、飲食系、すべての業界が人手不足である
  • 【理由3】 ハローワークの求人がけた外れに多い
    • とくに建築、土木、電気工事といった現場系は全然足りてない。求人倍率は4~5倍

ゼネラリスト(専門職以外)の場合

シニア向けの求人情報を見ていて感じるのは「正社員または社員待遇」の仕事が少ないことです。

ゼネラリスト(専門職以外)のシニアに対する求人は「非正規雇用の派遣とパート・アルバイト募集」ばかり。

  1. ゼネラリストで正社員希望の場合
    • 高待遇の正社員求人はほとんどない
    • 転職サイトや転職エージェントは役に立たない
    • ハローワークをメインとして公共職業紹介サービスがメイン
  2. ゼネラリストでパート・派遣希望の場合
    • シニア向けの求人がたくさんある
    • 転職サイトと公共職業紹介サービスを併用して利用できる
    • 非正規のパートや派遣では年収200万円がせいぜい

派遣とパート・アルバイトの仕事内容


派遣とパート・アルバイトの仕事内容はどういったものか? 転職サイト『シニア求人ナビ』の職種ランを見てもらえば一目瞭然です。

このサイトの利用をおすすめしているわけではありません。「パート・アルバイト・派遣」の仕事内容がわかりやすく記載されていたためご紹介したまでです。

●表2 ゼネラリストの仕事内容 (「シニア求人ナビ」に掲載されている職種)

職種詳しい職種職種詳しい職種
清掃・
家事代行
オフィス清掃警備
・設備
施設警備
マンション清掃交通誘誘導
客室整備設備管理
家事代行その他警備・設備
その他清掃建築
・土木
建築・土木作業員
管理員・
コンシェルジュ
マンション管理設備工事
コンシェルジュ内装・外装
フロント・ホテルその他建築・土木
その他管理系ドライバ
・整備士
配達ドライバー
軽作業製造・組立・加工送迎ドライバー
物流タクシー
その他軽作業その他ドライバー
クリエイ
ティブ・
エンタメ
編集・校正・校閲整備士
印刷関連営業・事務・
コールセンター
事務・受付
Web関連コールセンター
芸能・エンタメ営業・テレアポ
その他クリエイティブその他オフィスワーク
フード調理・調理補助教育
・保育
保育士・幼稚園教諭
ホールベビーシッター
デリバリー講師・インストラクター
その他フードその他教育・保育
医療・介
護・福祉
看護関連理容
・美容
エステ・マッサージ
介護関連理容師・美容師
その他医療・介護・福祉メイク・着付
その他管理職・顧問その他理容・美容
農業・林業・漁業
その他

ゼネラリスト(専門職以外)の方は、
表2「ゼネラリストの仕事内容」

から仕事を選ぶことになる

表1と表2の差が、シニア雇用の問題点


●シニア雇用の問題点は、表1(スペシャリスト一覧)と表2(ゼネラリストの仕事内容)の差になる。

  1. 【問題点】 スペシャリストとゼネラリストで、定年後の待遇や仕事内容に差がありすぎる
    • 表1と表2で内容を比べた場合、月とスッポンくらいに差がある
  2. 【問題点】 大企業の定年退職者、その6割が働かないのも仕方ない
    • 大企業の定年退職者はゼネラリストで、日本の勤労者でもっとも優秀です
    • 退職金も恵まれていて、受け取る年金も多い
    • その人が表2「ゼネラリストの仕事内容」を見てどう思う? 6割が働かないのも仕方がない
  3. 【問題点】 非正規雇用で年収200万円
    • 非正規雇用の派遣とパート・アルバイトでは年収200万円が限界
    • 非正規雇用だから、ボーナスなし、社会保険なし、退職金なしの「3なし」

【シニアの求人】 50代60代の雇用不足はゼネラリスト(専門職以外)の問題だった! 50代60代、スペシャリスト(専門職)の場合 スペシャリスト(専門職)とは、一般的に知識や経験が必要で替えが効かない職業のことで...

非正規雇用の派遣とパート。年収200万円を覚悟せよ


内閣府が、60歳以上の働いている高齢者に対して、何歳まで働きたいかを調べています。

内閣府 平成29年版高齢化白書より

65歳までは働きたい人     93.2%
70歳までは働きたい人     79.7%
75歳までは働きたい人     57.8%
80歳までは働きたい人     46.4%
いつまでも働きたい人     42.0%

いま60歳の日本人は、「あと10年、70歳までは働きたい人」が約8割。「あと20年、80歳までは働きたい人」が約5割という結果です。

その他に「働けるうちはいつまでも働きたい人」が約4割おられます。では、それに対して実際の就業率はどうか。

総務省統計局 高齢者就業率(2019)

年齢男女計男性女性
60~64歳70.3%82.3%58.6%
65~69歳48.4%58.9%38.6%
70歳以上24.9%34.1%17.8%

年齢別 働きたい人と就業率の差異

対象年齢 男女計
差異
男性
差異
女性
差異
60~64歳の人 △22.9% △10.9% △ 34.6%
65~69歳の人 △31.3% △ 20.8% △ 41.1%
70~74歳の人 △32.9% △ 23.7% △ 40.0%
  1. 女性の差異が大きい。すべての年齢区分で3割から4割が、働きたくても働けない状況
  2. 男性は64歳までは、ほぼ希望どおり働けている
  3. 男性は65歳を超えると、定年後の再雇用(60~64歳)が終わった人が働かなくなるために、差異が広がる

定年後6割が再就職できない惨劇


人生100年時代といわれる昨今、定年退職後も働き続けたいをいう気運が高まっている。しかし、どれだけ優秀な人材だとしても年齢がネックになり、再就職が叶わないケースが6割近くあるという。一体どういうことなのだろうか。

「まず、優秀なスキルや経歴がある2割の人たちは、問題なく働き続けられます。また別の2割の人たちは『働けるなら』と、仕事内容や活かせるスキルに拘らず働き口を見つけます。問題は残りの6割の人たち。この層は大企業の看板に頼って仕事をしてきてスキルがなく、一方で仕事内容への拘りがあり、仕事を見つけづらい。しかもこれまでの経験が邪魔して変われない、これが多くのシニアがなかなか再就職できない問題の根源だと考えています」(中略)

「企業側は仮にフルタイムで働ける優秀な人だったとしても高齢の社員を入れたがらないんです。65歳まであと数年しかない人材を積極的に採ろうとは思わない。逆に、大企業で勤めたシニアの人材だった場合、中小企業での仕事のスケールが小さいことにモチベーションが上がらないこともある。お互いの考えがミスマッチを起こしており、高齢者はなかなかフルタイムでの再就職に結びつかないということがわかりました」

松嶋三郎『コロナより怖い”老後大格差地獄”が襲来…定年後6割が再就職できない惨劇』

https://president.jp/articles/-/39795?page=1

塾長 コンドー

実にもったいないことです。この人たちは、現役時代に厖大な時間をかけて蓄積した「経験・スキル・ノウハウ」を持っているはず。それを死滅させることは本当にもったいない。日本の社会にとって大損失だ

嫁 ツネさん

そないに優秀な男はんたちなら、新選組に入って、きばってくれたら良ろしおすのになぁ。

この6割の人々は、日本の勤労者の中で能力的に最上位にいます。もっとも優秀な人たちです。

この人達の5%、いや1%でもいいから独立・起業して、スモールビジネスを始めてくれたら……。地域社会にとっても、日本の未来にとっても、こんなに良いことはないのに……。

シニアの求人は正社員が少ない


シニア向けの求人情報を見ていて感じるのは「正社員または社員待遇」の仕事が少ないことです。

スペシャリスト(専門職)はともかく、ゼネラリスト(専門職以外)のシニアに対する求人は「非正規雇用の派遣とパート・アルバイト募集」ばかりです。

調査1 ハローワークの正社員求人

調査内容


ハローワークにある「正社員の求人数」を調査しました。

 調査日     2022/6/1
 求人区分    一般求人「フルタイム」
 年齢      60歳 
 就業場所    各都道府県の県庁所在地
 希望する職種  指定しない
 雇用形態    正社員
 賃金      指定しない

●調査結果1

人口
順位
都道
府県名
年齢
不問の
求人数
年齢制限
ありの
求人数
(18~64)
合計
2位神奈川県
横浜市
7462,4453,191
10位静岡県
静岡市
234659893
20位岡山県
岡山市
3969341,330
30位長崎県
長崎市
146424570
40位和歌山県
和歌山市
121375496


これがハローワークにある「正社員求人数」(賃金を指定しない)です。

つぎに「フリーワード検索」を使って「シニア向けの求人」だけを抜き出してみました。

検索キーワード  「シニア」または「高齢者」

人口
順位
都道
府県名
FREE
WORD
“シニア
FREE
WORD
高齢者
合計
2位神奈川県
横浜市
17297314
10位静岡県
静岡市
87886
20位岡山県
岡山市
993102
30位長崎県
長崎市
14950
40位和歌山県
和歌山市
04242


●「全年齢に対する求人数」における「シニア向け求人数」の比率

人口
順位
都道
府県名
すべての
年齢層
シニア
向け
比率
2位神奈川県
横浜市
3,1913149.8%
10位静岡県
静岡市
893869.6%
20位岡山県
岡山市
1,3301027.7%
30位長崎県
長崎市
570508.8%
40位和歌山県
和歌山市
496428.5%
合計6,4805949.2%

ハローワークの全正社員求人の中で
シニア向け求人は平均9.2%しかない

調査2 タウンワークの正社員求人

数多くの求人を持っているサイト『タウンワーク』を使って、雇用形態別の求人数を調べてみました。

●調査内容 タウンワークの雇用形態別の求人数
       
●調査都道府県 人口順位02位 神奈川県
        人口順位10位 静岡県
        人口順位20位 岡山県
        人口順位30位 長崎県
        人口順位40位 和歌山県
●調査した雇用形態
       ・正社員 
       ・パート・アルバイト
       ・派遣
●調査日    2022/5/30
●職種     指定しない
●給与・時給  指定しない
●検索条件  「シニア応援」
       (シニア向けの求人のみ)

タウンワーク正社員パート・
アルバイト
派遣
神奈川県7018,8672,517
静岡県2462,530841
岡山県70907314
長崎県1641791
和歌山県2626782
合計1,059
5.9%
12,988
72.6%
3,845
21.5%

タウンワークにある全ての
シニア向け求人数  17,892件

正社員       1,059件 5.9%
パート・バイト   12,988件 72.6%
派遣社員      3,845件 21.5%

非正規雇用で年収200万円を覚悟せよ


厚生労働省の調査(平成29年勤労条件総合調査)によると、約8割の会社が60歳で定年です。

自社の社員でさえ60歳で定年退職させているのに、60歳前後の外部の人間を、わざわざ正社員で採用するわけがありません。

こうした状況にも関わらず、シニアを正社員で採用する会社には「やむを得ない理由がある」のです。

「法律上どうしても資格者の数を揃えなければならない」「介護現場が人出不足でパニック状態」「もともとシニアが主体で定年を設定していない」などです。

そう考えれば、企業がシニアを正社員で採用しないのは、仕方のないことです。

シニアの転職・再就職は年収が大幅にダウンする


また、50歳以降の転職は、よほどの専門的なスキルがない限り、収入の現状維持は困難です。特に大企業に勤める人は大幅な給与ダウン必至。たとえ運よく転職できたとしても、年収が半分以下になる可能性が高い。

また、離職後1年以内に次の仕事が決まる割合も55歳以上は4割しかありません。下手をすると1年以上無職になる可能性だってあります。

【50代60代の求人】 非正規雇用の派遣とパートばかり。年収200万円を覚悟せよ! 60歳以上、働きたいけど仕事がない 内閣府が、60歳以上の働いている高齢者に対して、何歳まで働きたいかを調べています。 ...

【シニア求人の現実】 仕事探しランキング(1位~9位)に見る厳しい現実



転職や再就職の際に、シニアが仕事を探す方法と、ヤング・ミドルが仕事を探す方法を比べてみました。シニアの「仕事の探し方」はヤング・ミドルと比べて大変ユニークです。

シニアとヤング・ミドル、探し方の違いに「シニア求人の厳しさ」が浮かび上がってきます。

順位シニアヤング・ミドル
1友人・知人の紹介転職サイト
2自分の仕事を
つくる(起業)
転職エージェント
3ハローワークハローワーク
4求人誌・新聞
の求人欄
求人誌・新聞
の求人欄
5直接連絡し
履歴書送る
友人・知人の紹介
6シルバー人材
センター
企業の公式Web
サイト情報から探す
7転職サイト
8転職エージェント
9フリーランス
・業務委託

  1. シニアでは「転職情報サイト」が下位になってしまう
    • 転職サイト 
       ヤング・ミドルでは第1位
       シニアでは    第7位
       
    • 転職エージェント
       ヤング・ミドルでは第2位
       シニアでは    第8位
       
  2. シニアでは「友人・知人の紹介」が第1位
    (ヤング・ミドルでは第5位)
  3. シニアでは「起業・独立系」が2つランクイン
    • シニアでは「自分の仕事をつくる(起業)」が第2位
    • シニアでは「フリーランス・業務委託が第9位
    • ヤング・ミドルの選択肢にない
  4. シニアでは「直接連絡し履歴書送る」が第5位
    • シニア特有のユニークな探し方
    • ヤング・ミドルの選択肢にない

第1位 友人・知人の紹介(リファラル採用)


自社で働く従業員・スタッフに、知人・友人を紹介してもらう採用方法を「リファラル採用」といいます。

採用方法としてはマイナーですが、昔から行われてきた伝統的な採用手法です。(塾長コンドーも、過去に2度ほど、知人を自社に紹介しています)

リファラル採用のメリットは、紹介者が「採用企業と求職者」、どちらのことも良く知っていることにあります。

ブラック企業を紹介すれば「こんな会社を紹介しやがって(怒)」と、友人・知人に恨まれます。逆に、質の悪い人材を紹介すれば「レベルの低い人材を紹介しやがって(怒)」と会社から恨まれます。

つまり、リファラル採用は「内容のいい会社」と「質の良い人材」が揃っていなければ成立しません

それによって、会社と求職者の双方に利益が生まれる「Win-Winの採用」です。会社と求職者の双方にとって「ハズレがない」採用方法になります。

これは「かなり有力な手段」です。

リファラル採用は「シニアが仕事を見つけた方法」ランキング第1位です。

だから、友人、知人、会社の同僚、得意先、とにかく思いつく限りのところへ出かけて「働きたいのですが、何か仕事はありませんか」と尋ねてみてください。

自分が持っている人材ネットワークは全て利用する。これが再就職への第一歩です。

シニアが転職・再就職先を見つけた方法

第1位「友人・知人の紹介」

第2位 自分の仕事をつくる(起業)


定年後に望むような仕事がなかったならば、自分で仕事をつくればいい。シニアの起業は、まず「自分の働く場所」を「自分でつくること」です。

また、50代60代のシニアが起業に求める価値は、お金ではありません。

  • 「好きなことや昔からの夢に打ち込める楽しさ」
  • 「自分を活かして働き続けられる喜び」
  • 「人に感謝されて社会に貢献できる充実感」

これら「やりがい・生きがいの再発見」こそがシニア起業の醍醐味なのです。

シニアが転職・再就職先を見つけた方法

第2位「自分で仕事をつくる(起業)」

第3位 ハローワーク


近所のハローワークに行って、時間をかけて入れそうな会社を探してみましょう。パソコンで「ハローワークインターネットサービス」を使って情報を収集します。

このサービスは、全国のハローワークが持っている求人を、スマホやパソコンで簡単に検索・閲覧できる、とても便利なサービスです。

求人検索だけなら、自宅のパソコンやスマホからできます。しかし、最初は失業手当や雇用保険の手続きがあり、ハローワークに行かねばなりません。場の雰囲気や求人検索の操作に慣れるためにも、直接行って検索されたほうがいいでしょう。

ハローワークに行って調べれば、嫌でも現実の厳しさがわかるし、真剣に取り組む覚悟もできます。

大事なポイントは「自分で探す」ということです。自分自身で積極的に動くことをおすすめします。自ら動くことで、仕事に出会うチャンスは確実に増えます

生涯現役支援窓口を利用しよう


2018年4月、ハローワークに「生涯現役支援窓口」が設置されました。

全国180カ所のハローワークに設けられ、55歳以上の方を対象に、特に65歳以上の方の再就職を支援しています。

都道府県のよって「生涯現役支援窓口」の呼称はさまざまなようで、俗にいう「シニアコーナー」です。東京都では「シニア応援コーナー」の愛称になっています。

紹介される求人案件は年齢不問が原則です。年齢を理由に採用を断られることは、少なくありません。

「生涯現役支援窓口」ではそれがなく「ここに来れば必ず求人はある」あるという安心感は、求職者にとって大きなメリットです。

ハローワーク通常窓口での
シニアの就職率は平均17%

専用窓口である「生涯現役支援窓口」
でのシニアの就職率は平均61%

シニアが転職・再就職先を見つけた方法

第3位「ハローワーク」

第4位 求人誌・新聞の求人欄


駅やコンビニに設置されているタウンワークなどの無料の求人誌や、新聞の求人欄から仕事を探す方法です。

求人誌は、無料で入手できるものから有料の求人誌まで幅広く存在します。配布されている地域の求人が掲載されているため、地元の求人を探すことに向いています。パート・アルバイトの求人が多く掲載されていますが、正社員の求人も含まれています。

新聞の求人欄は、新聞購読者に向けた求人なので、社会人、主婦、シニア向け求人などが幅広く掲載されています。

新聞が扱う地域や業界に特化された求人が掲載されるため、地方新聞なら居住地域の求人、英字新聞なら外資系企業、金融系の新聞であれば金融系の求人といったように、求人ジャンルに特色があります。

第5位 直接連絡し履歴書送る


この方法はかなりユニークで、ヤング・ミドルはやらない「シニア特有の探し方」です。

店舗の求人貼り紙を見て直接応募したり、気になっているお店の店員さんに、直接求人の有無を問い合わせたりします。

ヤング・ミドルから見れば「一種の禁じ手」ですが、これもシニア向け求人の少なさから、やむをえず行っているという側面があります。

第6位 シルバー人材センター

シルバー人材センターとは、高齢者が働くことを通じて生きがいを得ると共に、地域社会の活性化に貢献する公益法人です。

全国約1300のセンターで、地元の企業や自治体などから依頼を受けた仕事を、会員に発注している。

センターは原則として市区町村単位に置かれており、基本的に都道府県知事に指定を受けた社団法人で、それぞれが独立した運営をしています。

●ハローワークのように国や都道府県によって運営されているのではない

●ハローワークのように仕事を紹介するための組織ではない

●シルバー人材センター会員になり、派遣・請負・委任という形で仕事の紹介を受け、報酬を得る(会員資格 原則60歳以上の健康で働く意欲のある方)

●短時間の仕事限定 フルタイムでの仕事は扱っていません。短い時間での仕事なので体への負担は少ないが、しっかりとした収入にはなりません。(2020年度実績:1か月8~9日働いて、35,000円前後が平均的なイメージ)

●仕事は生きがいを得ることが目的で、生活資金としては不十分かもしれないが、年金を補完する収入としてなら、検討してもいい。

●短期間の仕事限定 長い間勤められる仕事の取り扱いはありません。「植木の剪定」「駐車場の管理」「公園の清掃」「家の掃除」など、そのときだけ手伝ってほしい短期間の仕事があります。

第7位 転職サイト


転職サイトは、さまざまな業界や職種の求人が掲載されているWebサイトのことで、多くの求人情報を自由に検索し閲覧できます。そのなかで気にいった求人を自分で選んで応募するサービスです。

転職サイトには、求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と、特定の領域に特化した「特化型」があります。大手の転職サイト(リクナビNEXT、doda、パソナ)はほとんどが総合型です。

ヤング・ミドルでは「仕事の探し方」第一位ですが、シニアだと第七位にランクダウンします。理由は「シニア向けの正社員求人」が転職サイトにほとんど無いからです。

自社の社員でさえ60歳で定年退職させています。それなのに60歳前後の外部の人間を、わざわざ正社員で求人するわけがありません。

だから、派遣とパート・アルバイトの求人ばかりです。(派遣とパート・アルバイトの求人ならたくさんあります)

つまり、正社員を目指すシニアにとって、転職サイトは利用価値が低い。その結果、第7位となります。

総合型
求人案件を
網羅的に
抱えている
特化型
求人案件が
特定の領域に
特化している
転職サイト
(情報紹介)
・リクナビ
 NEXT
・doda
・パソナ
・マイナビ
ミドルシニア
(中高年)
・type
(IT技術者)
・フロム40
(ミドル)

第8位 転職エージェント


転職エージェントは、厚生労働大臣から認可を受けた『人材紹介会社』のことです。転職を検討している人と採用を考えている企業の間にたって、転職の成功を支援するサービスです。

転職エージェントは、転職が成功すれば企業から報酬を得ます。そのため、登録すれば転職ノウハウに長けているキャリアアドバイザーが、転職活動をサポートしてくれます。

転職エージェントには、求人案件を網羅的に抱えている「総合型」と、特定の領域に特化した「特化型」があります。 大手の転職エージェント(リクルートエージェント、doda、パソナキャリア)はほとんどが総合型です。

ヤング・ミドルでは「仕事の探し方」第2位ですが、シニアだと第8位にランクダウンします。転職エージェントには”転職サイト以上に”シニア向けの求人がないからです。

自社の社員でさえ60歳で定年退職させているのに、わざわざ報酬を払って、転職エージェントに求人依頼をするわけがありません。

よって、転職エージェントはほとんど役に立ちません。その結果、第8位となります。

総合型
求人案件を
網羅的に
抱えている
特化型
求人案件が
特定の領域に
特化している
転職
エージェント
(人材紹介)
・リクルート
エージェント
・doda
・パソナ
 キャリア
・ビズリーチ
(ハイクラス)
・type
 エージェント
(IT技術者)
・randstad
(外資系)

第9位 フリーランス・業務委託


●フリーランス
フリーランスは、「会社や団体に所属せず、単発の仕事ごとに契約する働き方」です。

おもにライターやカメラマン、デザイナー、プログラマーなどの職種において個人で仕事をしている人のことを指します。

●フリーランスが活躍している代表的な職種
ライター、デザイナー、イラストレーター、編集者、プログラマー

●業務委託
業務委託とは、「雇用関係のない企業から仕事を依頼され、特定の業務を行うことで報酬が支払われる働き方」のことです。

業務委託契約は会社が業務を外部の企業や個人に委託するさいに結ぶ契約です。受けた側は、労働力ではなく仕事の成果を提供します。

会社員とは異なり、会社とは雇用関係を結ばず、対等な立場で業務を遂行します。そのため、会社側から業務の進め方に対して、指揮命令を受けることはありません。

●フリーランスと業務委託の違い
フリーランスと業務委託は同じように解釈されることが多いのですが、それぞれの意味は違います。

フリーランスは「個人事業主」のことを指し、働く方法ことをいいます。業務委託は案件ごとに依頼主の企業と契約を結ぶ契約方法のことです。

50代60代【仕事の探し方】ランキング(1位~9位) みんなこうやって探してる!シニアが転職や再就職のとき使った、具体的な仕事の探し方のランキングです。...

シニアは弱者だ。弱者の自覚が就職活動のスタートライン!


ハッキリ言って、転職や再就職の市場において「シニアは弱者」です。強者は20代のヤングと30代のミドルになります。

転職サイトや転職エージェントは、強者(ヤング・ミドル)に優しく、弱者(シニア)には冷たい

シニアには冷たい転職サイトと転職エージェント


「シニアに冷たい」と表現すると、あたかも転職サイトと転職エージェントが悪者のように聞こえるかもしれませんが、そうではありません。

シニアに冷たい理由は、彼らが民間企業(利益追求団体)だからです。

企業が利益を追求する手段のひとつに「ビジネスの効率性」があります。シニアの場合、利益の原資となる「企業からの求人案件」がヤングやミドルに比べて極端に少ないため、ビジネスの効率性で劣ります。

自社の社員でさえ60歳で定年退職させているのに、わざわざ転職エージェントに求人依頼をするわけがない。

企業から転職サイトへ、シニアに対する掲載依頼が来ない。同様に、企業から転職エージェントへ、シニアに対する求人依頼が来ないのです。

従って、転職サイトや転職エージェントは、シニアに対して冷たくならざるを得ません。

「弱者の自覚」が就職活動のスタートライン

「組織の塩漬け」(大企業を部長で定年退職したBさん)


「前の会社ではタクシーも自由に使えたし、周りも私を大事にしてくれた。ところが、再就職先ではどこへ行くのも電車、おまけに私はただのシニア社員でしかない。
 これを実際に経験するとメンタルがやられます。プライドが傷つくのです。私みたいなのを「塩が抜けない」という言うらしいです

無理もない話です。

ひとつの組織に40年もいたら誰もがこうなります。

しかし、どんなに輝かしいキャリアだろうと、どんなに高い役職に就いていたとしても、それは過去の遺物でしかありません。

わかりやすい例が「金融機関への融資申込」


定年を境に、自分の立場が強者から弱者に変わってしまう。わかりやすい例が「金融機関への融資申込」です。

Bさんが大手企業で部長をしていたときなら、銀行に融資を依頼すれば二つ返事で「承りました。いかほどご入用ですか」と言ってもらえるでしょう。

ところが、同じBさんが定年退職後に融資を依頼すると「大手企業にお勤めのときに依頼していただければ……」と、銀行員の態度がひょう変します。

当たり前ですよね。大手企業の部長職で年収1000万円以上あったときと、定年退職して年金生活になったときでは、銀行員の態度が違うのはバンカーとして当然です。

ところが、当の本人がコレを理解できない

定年退職を境に「大手企業の部長」から「ただのシニア」に変わったことがわかっていない。いや、頭ではわかっているが、心がついていかない。認めたくない。

こうした例は、枚挙にいとまがありません。

独立・起業した自分の名刺に「元●●会社の部長」と記載する! 
近所の寄り合いで、聞かれもしないのに「●●会社で部長でした」などと自慢する!
コンビニのレジで若い店員に「私が部長をしていた●●企業では……」と説教を垂れる!

あぁ勘違い。世間では、これを「大企業管理職病」といいます。

違うんです! 定年退職したら、あなたは「大手企業の部長」ではありません。どこにでもいる「ただのシニア」なのです。

定年退職したら「●●会社の部長」
ではなく、ただの「シニア」です

「強者から弱者に変わった」ことを
キッチリと自覚する
これが就職活動のスタートラインです

50代60代【求人の現実】 シニアは弱者だ。弱者の自覚が就職活動のスタートライン! 転職市場では「シニアは弱者」です ハッキリ言って、転職や再就職の市場において「シニアは弱者」です。強者は20代のヤングと30代の...

【ハローワークのパート求人】「どんな仕事」があって「時給」はいくら?


ある調査によると、シニアのパート・バイトの探し方は、以下の順番です。

シニアのパート・バイトの探し方
  1. ハローワーク関連
    • ハローワーク
      インターネットサービス
    • 生涯現役支援窓口
      (シニアコーナー)
    • 首都圏在住なら
      「東京しごとセンター」
  2. 新聞の求人欄と求人の折込広告
  3. 駅やコンビニの求人誌
  4. パート・バイトの求人サイト


シニアがパート・バイトを探す場合、最初に「ハローワーク」がきます。公共機関で安心感があり馴染みもある。これは当然でしょう。

2番目は「新聞の求人欄と求人の折込広告」です。シニアはデジタルが苦手で、パソコンやスマホに不慣れな人が多いためでしょうね。

3番目は「求人誌」です。多くの方が駅やコンビニで手に取られて、馴染みがあるということでしょう。

最後4番目が「パート・バイトの求人サイト」となっています。ところが、実際に調べてみると、もっともシニアの求人数が多いのは「パート・バイトの求人サイト」なのです。

●神奈川県横浜市の「シニア向けパート・バイト求人数」

求人サイト名シニア向け
パート・バイト
求人数
(ハローワーク)(286)
グランジョブ3,080
タウンワーク3,691
求人ボックス20,114
バイトル2,546
マイナビバイト3,976


今回は、ハローワークのパート求人状況を調べてみます。

ハローワークにあるパート求人


パート求人の調査方法は、ハローワークインターネットサービスを使います。全国のハローワークが持っている求人を、スマホや自宅のパソコンから簡単に検索・閲覧できる、とっても便利なサービスです。

調査する都道府県


●調査対象とする都道府県

国勢調査(2020)による都道府県人口

 第01位  東京都   14,064,696人
 第02位  神奈川県  9,240,411人
 第10位  静岡県   3,635,220人
 第20位  岡山県   1,889,607人
 第30位  長崎県   1,313,103人
 第40位  和歌山県   923,033人
 第47位  鳥取県    553,847人
 
第1位の東京都と第47位の鳥取県を除いた、5県(2位神奈川県、10位静岡県、20位岡山県、30位長崎県、40位和歌山県)を対象として調べました。

シニア向けパート求人数


●検索条件1 以下の内容で検索しました。

 調査日     2022/6/27
 求人区分    一般求人「パート」
 就業場所    都道府県の県庁所在地
 希望する職種  指定しない
 雇用形態    パート労働者
 賃金      指定しない
 賞与      なし
 年齢      60歳 

 シニア向け求人抽出方法  
 フリーワード”シニア OR 高齢者”を含む
 合計欄がシニア向けパートの求人数になる

調査した
都道府県
シニア
含む
高齢者
含む
合計
神奈川県横浜市2721,3691,641
静岡県静岡市19260279
岡山県岡山市79351430
長崎県長崎市12156168
和歌山県和歌山市6124130

パートの時給分布


●パート時給の調査結果

調査した
都道府県
時給
800~
999円
時給
1,000~
1,199円
時給
1,200
円以上
神奈川県
横浜市
0
0%
721
43.9%
920
56.1%
静岡県
静岡市
55
19.7%
97
34.8%
127
45.5%
岡山県
岡山市
161
37.4%
101
23.5%
168
39.1%
長崎県
長崎市
85
50.6%
31
18.5%
52
30.9%
和歌山県
和歌山市
68
52.3%
37
28.5%
25
19.2%

いま住んでいる市町村の
時給分布を調べてみよう!
(パート探しの目安になる)

  1. 人口が多い地域ほど時給が高く、
    少ないほど低い
  2. 大都市圏の神奈川は時給が高い
    • 時給1,000円以下はゼロ
      (最低賃金 1,040円)
    • 時給1,200円以上が56.1%
  3. 比較的人口が多い静岡は
    • 時給1,200円以上 ≒ 46%
  4. 岡山県の時給分布は均等
    • 時給800~999円 ≒ 37%
      時給1,000~1,199円 ≒ 23%
      時給1,200以上 ≒ 39%
  5. 岡山県と和歌山県は時給が低い
    • 時給800~999円 ≒ 50~52%

どんな職種のパートがあるのか


神奈川県、岡山県、和歌山県の3都道府県を使って「職種毎のパート求人数」を調べてみました。(年齢不問の求人のみ)

●検索条件3 以下の内容で検索しました。

 調査日     2022/5/23
 求人区分    一般求人「パート」
 年齢      60歳 
        (年齢不問の求人のみ)
 就業場所    神奈川県横浜市
         岡山県岡山市
         和歌山県和歌山市
 希望する職種  職種大分類毎
 雇用形態    パート労働者
 賃金      時給800円以上
        (横浜市は1,000円以上)
 賞与      なし

●パート職種の調査結果

職種名横浜市
の求人
岡山市
の求人
和歌山市
の求人
事務・管理職702
10.3%
326
10.2%
124
10.8%
営業51
0.8%
22
0.7%
21
1.8%
販売352
5.2%
442
13.8%
83
7.2%
接客・理美容・
調理・サービス
1,160
17.1%
620
19.3%
264
23.1%
介護・福祉1,147
16.9%
407
12.7%
161
14.1%
保育・教育502
7.4%
137
4.3%
64
5.6%
医療・看護・保険842
12.4%
339
10.6%
111
9.7%
製造・修理・
保全・検査・印刷
195
2.9%
188
5.9%
31
2.7%
技術職(建設、開発
、IT)、専門職
163
2.4%
36
1.1%
15
1.3%
建築・土木
・電気工事
39
0.6%
12
0.4%
4
0.3%
警備、施設管理
、設備運転
227
3.3%
25
0.8%
7
0.6%
運輸(運転)、配送385
5.7%
117
3.6%
66
5.8%
清掃・洗浄・倉庫
・包装・軽作業
996
14.7%
522
16.3%
172
15.0%
農業・林業・漁業22
0.3%
13
0.4%
21
1.8%
合 計6,7833,2061,144


  1. パート求人が非常に多い職業分類(10%以上)
    • 事務・管理職
    • 接客・理美容・調理・サービス
    • 介護・福祉
    • 医療・看護・保険
    • 清掃・洗浄・倉庫・包装・軽作業
  2. パート求人が多い職業分類(5~9%)
    • 販売
    • 保育・教育
    • 運輸(運転)、配送
  3. パート求人が少ない職業分類(5%未満)
    • 製造・修理・保全・検査・印刷
    • 営業
    • 技術職(建設、開発、IT)、専門職
    • 建築・土木・電気工事
    • 警備、施設管理、設備運転
    • 農業・林業・漁業

ハローワークのパート求人まとめ
  1. パートの時給について
    • 大都市圏なら
      最低時給1,000円はある。
      時給1,200円以上が56%
    • 平均的な人口の地方なら
      時給800~999円 ≒ 37%
      時給1,000~1,199円 ≒ 24%
      時給1,200円以上 ≒ 39%
    • 人口が少ない地方なら
      時給800~999円 ≒ 51%
      時給1,000~1,199円 ≒ 24%
      時給1,200以上 ≒ 25%
  2. パートの職種について
    • 求人数が多い職業分類
      事務・管理職
      接客・理美容・調理・サービス
      介護・福祉
      医療・看護・保険
      清掃・洗浄・倉庫・包装・軽作業
    • 求人数が普通の職業分類
      販売
      保育・教育
      運輸(運転)、配送
    • 求人数が少ない職業分類
      製造・修理・保全・検査・印刷
      営業
      技術職(建設、開発、IT)、専門職
      建築・土木・電気工事
      警備、施設管理、設備運転
      農業・林業・漁業

...