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【50代60代の仕事探し】 シニアにはメリットが多い。派遣社員を見直そう! 

昔から人材派遣が嫌いだった


塾長コンドーは、若い頃から人材派遣が嫌いでした。派遣会社なんて「日当ピンハネ業の一種だろう」などと思っていたくらいで、ごく最近まで嫌いでした。

しかし、よく調べてみると、どうもそうではないようです。

派遣社員になる」ということは「派遣会社に就職する」ということです。そして「派遣会社の社員として、外部のお客様の所に働きに行く」のです。

ここがポイントです。

ただし、派遣先企業にとって、派遣社員はあくまで他社の人間なので、満足な教育が受けられない。また、転職する際に「派遣社員の経歴」は、職歴(キャリア)として評価されない。といったデメリットは存在します。

それなのに、なぜいまシニア対して派遣労働の検討を勧めるのか?

それはですね。ヤングと違い、シニアになると「派遣労働のメリットが多くなり、デメリットが少なくなる」からです。

ヤングは派遣を避けたほうがいい


なぜヤングには派遣労働を勧めないのか。また派遣社員に向いている人はどんな人なのか。

派遣を避けたほうがいい理由
  1. 派遣企業での扱いがひどい
    • 企業の社員ではないので、待遇が悪くなる
    • 時期が来れば契約が切れる社員でしかない
    • 正社員と仲良くできない
    • いついなくなるかわからない存在
  2. 仕事にやりがいがない
    • 誰でもできる簡単な仕事で、やりがいがない
  3. 長期間のキャリアが想定しにくい
    • 半年から最長でも3年程度で契約が切れる働き方
    • 契約が切れたら次の職場に移る
  4. キャリアのプラスにならない
    • 派遣社員として働いた期間はキャリアとしてカウントされない
    • 正社員としてどれだけ働いたかが評価される
  5. 社会からの冷たい視線
    • 日本社会は、まだまだ「正社員でなんぼ」の世界
      派遣社員に対する風当たりは強い
  6. スキルアップできない
    • 勤務期間が短い派遣社員は教育してもらえない
    • 誰でもできる仕事なのでスキルアップできない
  7. 賃金も正社員より低い、スキルも経験も正社員より低い、社内に心を許せる同僚もいない

派遣社員に向いている人
  1. プライベートを充実させたい人
  2. 仕事を育児・家事を両立させたい人
  3. いろんな仕事を経験したい人
  4. 責任感のある仕事を避けたい人
  5. ノルマのある仕事から離れたい人

塾長 コンドー

これを読んでいると想像以上にヒドイ。 「賃金も正社員より低い、スキルも経験も正社員より低い、社内に心を許せる同僚もいない」これって何? 何でこんな派遣社員で働かなきゃいけないの? アンビリーバボー!

嫁 ツネさん

派遣社員に向いている人」の中身にビックリどす。「責任のある仕事を避けたい」なんて、「仕事なんかマトモにやる気ありません」ということどすか?

そもそも人材派遣とはなんだ?

人材派遣は、労働者派遣法によって「自己の雇用するよ労働者を、当該雇用関係の下に、かつ、他人の指揮命令を受けて、当該他人のために労働に従事させることを業として行うこと」と定められています。つまり「雇用契約を結ぶ会社」と「実際に仕事をする会社」が別なのです。

正社員やパートで働く場合は、企業と雇用契約を直接結んで働きます。

しかし、派遣社員が雇用契約を結ぶのは派遣会社であり、仕事の指揮命令は派遣先企業から受けます。むろん、給与の支払いや福利厚生は、派遣先の企業ではなく派遣会社から支払われます。要するに「自社の社員を、他社に貸して働いてもらう」事業スタイルなのです。

それと、人材派遣には契約期間の上限があります。

【労働者個人単位の期間制限】
派遣先の事業所における同一の組織単位において、同一の派遣労働者を受け入れることができる期間は、原則として3年まで

派遣社員のメリット


株式会社ビズヒッツ(本社三重県)が派遣社員として働いた経験のある500人を対象に
「派遣社員のメリット・デメリットに関する意識調査」を実施しました。

調査対象:派遣社員として働いた経験のある人
調査日 :2021年4月23日~5月3日
調査方法:インターネットによる任意回答
調査人数:500人(女性349人/男性151人)

ラン
キング
派遣社員のメリット人数
1希望に合わせて働ける127
2辞めやすい97
3責任が軽い88
4派遣会社によるサポート86
5時給が高い82
6残業がない / 少ない58
7いろいろな職場で働ける43
8仕事が決まりやすい41
9仕事を探す手間が省ける36
10人間関係が楽32

50代60代は派遣のデメリットが少ない


さきほど、派遣労働のデメリットを7つ挙げました。しかし、シニアの場合このうち3つが消えて派遣労働のデメリットが少なくなります

派遣労働のデメリット 7つ
  1. 派遣企業での扱いがひどい
  2. 仕事にやりがいがない
  3. 長期間のキャリアが想定にしくい
  4. キャリアのプラスにならない
  5. 社会からの冷たい視線
  6. スキルアップできない
  7. 賃金も正社員より低い、スキルも経験も正社員より低い、社内に心を許せる同僚もいない


③シニアは長期間のキャリアを想定できる

60歳以降の派遣雇用には、同一事業所への3年以上の派遣禁止などが適用されません。それゆえ、3年以上長期間のキャリアが想定可能です。

④「キャリアのプラス」にならなくても問題ない

転職の際に「派遣社員として働いた期間」はキャリア(職歴)として評価されません。正社員としてどれだけ働いたかが評価されます。

若い人にとってキャリア形成は必須でしょう。しかし、シニアには関係ありません。あと10年くらい働ければ良いのです。キャリアのプラスにならなくても何ら問題ありません。

⑥「スキルアップ」できなくても問題ない

さきほどと同じ理由になります。若い人にとってスキルアップは重要ですが、シニアには関係ありません。あと10年くらい働ければ良いのです。スキルアップは必要ありません

50代60代にとって派遣労働はメリットが多い


派遣労働は、シニアと相性バッチリの働き方です。

シニアが派遣労働する場合のメリット
  1. 正社員よりも確実に雇用されやすい
    雇用するのは派遣会社であり、派遣先企業ではない
  2. パート・アルバイトより時給が高い
  3. 派遣には定年も年齢制限もない
  4. 働き方を自由に選びやすい
  5. 専門性の高い仕事に就ける
    技術職や事務職、営業職などの専門性が活かせる

シニアの方に派遣労働をオススメする理由が、わかっていただけましたか。

派遣労働の時給と仕事内容


では実際に、シニアが派遣労働をしたら、
  1.時給はいくらくらいなのか?
  2.どんな内容の仕事があるのか?

これらを『リクナビ派遣』のWebサイトを使って、実際に調べてみましょう。

この続きは、以下の記事を読んでください。

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